あけましておめでとうございます。
光陰矢の如し。何ごとにも能動的に、午(うま)の如く駆け抜ける1年にしたいです。
ところで、昨年末の仕事納めでヤレヤレ…と思っていたところへ、障害年金の驚きのニュースがありました。
2025年12月28日の夜に共同通信が配信した「障害年金、医師の判定を破棄 機構職員、ひそかにやり直し」というものです。(⇒こちら)
当地の地元紙にも、大きく掲載されました。
記事によれば、日本年金機構で、支給か不支給かを審査した医師の判定結果に問題があると職員が判断した場合、判定記録をひそかにシュレッダー等にかけて廃棄し、別の医師に頼んで判定をやり直していたとのこと。
日本年金機構は、こうした取り扱いの事実を認め、「件数を含め事実関係を確認中」としているようですが、廃棄の判断基準やマニュアルはなく、記録も廃棄されており、いつから行われ、何件廃棄されたか、詳しい実態も解明できない可能性が高いとのこと。
うーん…
障害年金の制度の歪みが、またも露呈してしまいました。
昨年は、障害年金の「不支給2倍」問題に揺れました。厚労省は、6月11日に「令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書」を公表したものの、それで問題が解決したわけではありません。(⇒こちら)
社労士である私は、依頼者の立場で、本当に気を遣いながら多大な時間と労力をかけて医師の診断書等をそろえます。
障害等級認定の屋台骨は、なんといっても医師の診断書です。
これを機構の認定医が評価し適切に障害等級が認定されるよう、すべての文書をそろえて認定をアシストすることが、我々・社労士の仕事…と考えているからです。
しかし、実質的に権限も基準もなく職員が判定している実態があったとするならば、障害等級認定の屋台骨、ひいては社会保障制度としての障害年金の信頼性まで失われかねません。
障害をお持ちの方々にしわ寄せがいくことがあってはなりません。
今後、障害年金の制度そのものをめぐって、様々な動きが出てくる「ターニングポイント」の年かもしれませんね。
私も緊張感を持って、しっかり見届けていきたいと思います。
皆さま、本年もよろしくお願いいたします!

