今年6月1日から、改正労働安全衛生規則が施行されています。
いわゆる「職場における熱中症対策の強化」です。
具体的には、「WBGT28度以上又は気温31度以上の環境下で連続1時間以上又は1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業を対象に、次の「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」を事業者に対して義務付けました。
①熱中症の自覚症状やおそれがある作業者を見逃さない体制を整備し関係者へ周知すること
②迅速かつ的確な判断と措置の実施手順を作成し関係者へ周知すること
熱中症は、急激に重篤化し、死に至ることもあり、こうした対策は必須です。
実際、厚労省によると、昨2024年の職場での熱中症による死傷者数は、統計を取り始めた2005年以降で最多の1,257人。
業種でみると、製造業と建設業で死傷者数の約4割(死亡者数は約5~6割)を占めているとのことです。
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皆さんの職場、熱中症対策はできていますか?
しっかり対処して、暑い夏を乗り切りましょう!

